flying gears blog

サークル flying gearsの活動情報、お知らせを発信するブログです。

おもしろ同人誌バザール 7 & 技術書典 6 サークル参加しました そして振り返り

4月冒頭、おもしろ同人誌バザール7と技術書典6と、連続してサークル参加となりました。
技術書典から1週間、おもしろ同人誌バザール7からですと2週間経過してしまっていますが、早いうちにサークル参加の記録や振り返りをまとめておきましょう。

本サークルについて

と、その前に、本サークルについての説明を簡単にしておきます。

本サークルは高等専門学校連合会、NHKNHKエンタープライズ主催の「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」もとい「高専ロボコン」に関する同人誌を制作しているサークルです。

www.official-robocon.com

技術的な話どうこうというよりは、ファンブックやガイド本のような位置づけの内容を制作しています。

2003年夏サークル立ち上げしまして、初の同人誌即売会への参加は2014年5月5日のコミティア108からとなります。

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以後「高専ロボコンの本」を刊行をし続けて、技術書典 6で初頒布となりましたのが10冊目の新刊となります「高専ロボコンの本 10」です。

おもしろ同人誌バザール7編

おもしろ同人誌バザール7は4月6日ベルサール六本木にて開催しました。

おもしろ同人誌バザールは評論・情報ジャンルの同人誌即売会です。
評論・情報というジャンルが割と広範囲で、旅行から食べ物、交通や作品評論、歴史もの・・・とにかくあらゆるテーマのサークルが参加することが特徴です。

hanmoto1.wixsite.com

本会に参加するサークルには他に同じテーマを扱うサークルのいない「1ジャンル1サークル」が多数あるのも特徴です。
具体的にはこんなサークルが参加しました。

  • サザエさんじゃんけん研究所 : サザエさんのじゃんけんの手を記録分析し続ける。
  • ブロック塀研究会 : 透かしブロック塀のデザインを考察記録する。透かしブロック塀の並んだ下敷きも頒布していました
  • いしかわきょーすけ : 世界の電気街の訪問記。海外の電気街というと深圳の印象が強いかもしれませんがそれだけじゃないんです。
  • ぱとや : 県境を絵に書き起こしてその周辺の情報をまとめる「県境本」を制作

とにかくあらゆる「そんなテーマがあるの?」の集合体ですので参加サークルの詳細情報を見るとよいと思います。

hanmoto1.wixsite.com

今回は会場をベルサール六本木に移し、更に当初1階ホールであったのを地下1階ホールに移し、受付サークル数を100から200に増加しての開催となりました。
第1回は39サークルであったのが、3桁到達どころかそこからさらに2倍にふやし、満了となったのは驚きです。

当日は自分に珍しくか会場への到着がサークル入場のかなり前でした。

そしてサークル入場。設営です。

当日は「高専ロボコンの本 9」と「高専ロボコンの本 10」の試食版を頒布しました。
設営しつつあらかじめコンビニの複合機で冊子出力した高専ロボコンの本10 試食版の製本を続けていました。

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第1回からそうでありましたが、開会前から一般参加者の入場待ちの列ができており、今回は100人の列が形成されていたと聞いてびっくりしました。

頒布部数はこれまでのおもしろ同人誌バザール参加の中では過去トップ規模の頒布部数でした。
もともとそう多く頒布できる内容だったりサークルではないのですが、この部数頒布できるとは、というところです。

参加サークル数200超え、都心のど真ん中で開催という効果は大きいのは実感するところでした。
試し読みにサークルスペースにお越しになる方も多かったのが印象に残るところです。

戦利品とか

1人でサークルスペースを回していましたが、途中離席できるぐらいには余裕などはありましたので、昼食等を買いに行ったついでに巡りました。

(注: 画像はしばらくお待ちください)

終わり

そして16:00になり閉会。ここで次回開催の発表がありました。次回、おもしろ同人誌バザール8は11月3日に神保町 ベルサール神保町 2F、3Fとベルサール神保町アネックス、なんと2つの会場で開催し、300スペースの予定ての開催だそうで。
今回の1.5倍のサークル数…すごくなりそうです。

打ち上げ

18:00から六本木圏内で公式の打ち上げがありました。

元の参加サークル数が多いのですから、打ち上げの参加人数もすごいことに。
大人数が会話している空間ですと聞き取りが著しく困難になり頭がこんがらがる自分の課題ですね、このような場というのは。

ただ、段々とこのおもしろ同人誌バザールが拡大していること、参加サークル各位にとっても参加意義のある重要度高いイベントになっている、その認識は共通になりつつあるのはわかりました。

本イベントが開催される前まで、コミケ以外の評論・情報ジャンルの参加先の代表格にコミティアがあったと思います。このコミティアのここ最近の動向について、評論・情報ジャンルのスペース数や配置の事情、それによる頒布実績の影響が話題として出ました。

それに対しおもしろ同人誌バザールは重要な位置になっているという考えは、同じテーブルの方々が共通認識していた話題でした。実際コミティア128での自サークルの配置を見ながら、評論・情報(に限らず小さめのジャンル)の配置について、人の流れが偏らない感じの上手い工夫がもう少しあればと思った次第です。コミティアよりも頒布数が上回るようになったというサークル主さんが複数いらしたのも記憶に残ったところです。

イベントの規模では何枚も大きいだけに、ジャンル問わずあらゆるサークルの一次創作により良い機会が回るようお願いできればと思うところでした。

主催の目指すところの

そしてこの打ち上げの途中に主催のお二方が述べていたこと、うろ覚えとなりますが、

「オンリーワンのサークルが存在していてよかったと思える即売会を目指したい」

これにはすごく安心感みたいな、今後も主催の版元ひとりの臼井さん竹田さんについて行きたいと思う発言でありました。

技術書典6編

続いて技術書典6のサークル参加についてです。今回で3回目のサークル参加となります。

直近の4と5に参加していまして、それぞれ当時の既刊を頒布していました。

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新刊が出ました

今回のサークル参加での大きな違い、それは新刊があったことです。

本サークルでは夏のコミックマーケットに参加のときにその年の高専ロボコンの競技課題の考察展望、冬に参加のときにその年の高専ロボコンの地区大会レポート(主に関東甲信越地区大会)をメインとした新刊を発行するサークルで新刊を刊行してきました。

しかし2017年冬、コミックマーケット93で刊行予定の高専ロボコンの本 9 の刊行がずれにずれ…先に挙げました技術書典参加エントリからたどってもわかりますとおり、製作途中の版をテストランと称して頒布などをしてきました。

ようやく2018年冬、コミックマーケット95にて高専ロボコンの本 9は初頒布でき、その続刊となる高専ロボコンの本 10を2019年春のイベント参加での頒布を目標として、制作することを決めました。

この高専ロボコンの本 10は引き続きこれまでのシリーズの内容通り、2018年のNHKロボコンの主な動向の振り返りと、高専ロボコン2018 関東甲信越地区大会レポート、大きく2つの内容で構成されています。

日程が・・・ずれるずれる

2019年春、本サークルはおもしろ同人誌バザール7、技術書典6、コミティア128と3つのイベントにサークル参加が決まり、当初おもしろ同人誌バザール7合わせで日程を引いていました。

最初の完成目標日は3月19日、ページ数は過去の刊行から48ページを想定していました。

本格的に制作を開始したのは2月の上旬ぐらいから、これまでの同人誌制作に比べるとかなり余裕をもたせたつもりではあったのですが、進捗が芳しくない状況が続きました。
コツコツと積み上げるアウトプットが苦手であったり、文章を書き出すために依存する作業の多さに面倒さを感じてしまう、例えば試合の内容を再確認する、採用する写真を選ぶなど・・・そして自分の心身の万全でない状態が相まってペースがなかなか伸びない結果となりました。

当初の3月19日の予定には間に合わせられず、おもしろ同人誌バザール7に直接搬入できる入稿締切が4月3日でありましたが・・・無理でした。

この段階で2018年のNHKロボコンの動向は一通り書き上がっていましたが、関東甲信越地区大会レポートの方はまだ。そこでおもしろ同人誌バザール7では「高専ロボコンの本 10試食版」として前半の部分をコピー本として無料頒布という形式にしました。

おもしろ同人誌バザールを終えたあとも最後の追い込み、図版を追加したり差し替えたり、見直したり、煮詰め続けてゆきます。

制作の終盤になってきますと図版の数が増えてきまして、現在のTeXの環境ですとdvipdfm(x)がPDFファイルを書き出すのに要する時間が著しく長く、2分半ぐらいかかる状況となりました。ドラフト用の図版を埋め込まない設定なども試したのですが出力の確認ができるまでに要する時間は短くなりませんでした。今後の刊行に向けての見直しすべき環境ではあります。

そして可読性や図の位置が遠くなりすぎないよう見直していった結果、出力されたPDFファイルのページ数64ページから68ページに急激に増ページして困ったりなどありましたが、最終的に本文ページ数64に収めきり、完成データを持って入稿に行きます。

そして印刷へ

4月10日 川崎市のねこのしっぽさんの受付に行き、入稿をしました。

www.shippo.co.jp

技術書典6では直接搬入可能な印刷所として、ねこのしっぽと日光印刷、この2つがあります。

本サークルでは3冊目の刊行となります、「高専ロボコンの本 リトライ」以後、ねこのしっぽさんを利用しています。理由は、割と多くの同人誌の奥付で印刷所として見かけ、かつ当時の通勤ルートから近いところにあったところが大きいです。仕事帰りに寄って入稿なんてのは割とありました。

今回選んだ印刷プランは「ちびねこぱっくB」表紙がオフセットカラー、本文がオフセットスミ1色、中綴じ、本文64ページという構成です。

www.shippo.co.jp

部数は200部です。過去の各イベント参加時の実績から、技術書典で完売することを想定はしていなく、複数のイベントをかけて頒布し続ける方向のためこの部数にしています。特に春の各イベント参加後、夏にコミックマーケット96に参加を予定しています。本サークルの頒布数の傾向では、コミケで頒布できる数は揃えておかないと困るためです。

技術書典はい勢いがある同人誌即売会ゆえ、どれぐらい持って行けば大丈夫というのは無いと考え、200部全て直接搬入することにしました。

(まだ続きます 次の更新をお待ちください)