コミティア108御礼と今後の活動など (2) いろいろ考察編
関連、近い分野のサークル展示がない、ニッチすぎるテーマだった しかし…
大体サークル配置というのは関連する領域の方と隣接、というのが配置の王道パターンでしょう。しかしNHKロボコン関連のテーマでのサークル参加はコミケットではあったでしょうが、今回両隣が全く異なる分野で、おそらくコミティア内の配置担当の方もどこに配置すればよいのか悩んだのかな、と彷彿させるところです。
他のジャンルに比べて工学分野でのサークル活動を取り組む方は、本業・仕事の忙しさより、サークル参加も一般参加もコミケットだけに集中する傾向があるのでしょうかね…うーん。
ニッチなテーマ・趣味でもより多く呑み込む巨大なスケールメリットがある(そして実際に存在する)のは大きいなぁ、という感じを受けました。
一方で安定してサークル参加できる率と評論・趣味分野の参加サークル数の規模の両立面では、他に即売会の選択肢を見つけように限られます。そして刊行を積み上げ、訪れる方、刊行を待望してくれる方を確立している、サークルがいらっしゃるのもまた事実でありますからね。
いろいろと誌面の内容の伝える力不足、伝えられなかった
まずは誌面で「テストラン」と記載、試作の側面を強く出してしまったことでしょうか。ただ実際問題として何を書けば訴求できるのか見えて来ず、その模索を含め刊行した面もあります。
そして参加者や既に知っている方でも、手に取ってもらえるコンテンツが弱かった(大会の歴史・データベース方面等)のは否定できないですね。
サークルスペースでのアピールも今振り返れば、最初に目につくポップがまず弱かった感が。誰に対して、どんなことを訴求するのか、手に取ってもらうための興味を引かせる見せ方ができなかったところです。新刊刊行、テストラン色のある頒布、と情報が足りなすぎました。
今回中身がテスト的側面が強く、複数回にわたって消化していって頒布しつくすのではなくその場限りでの頒布数を想定してました。ただ1回の参加で完売してしまっては、頒布としてはむしろ適さないのか、という印象も受けました。
隣接するサークルさんの動きを見ていますと。1回で売り切らない冊数が普通、複数回の参加を通じて既刊を頒布してゆくようでした。片側のおとなりのサークルさんは、連休中の都内でのイベントを巡り、そして来週は大阪に行くようでありました。
サークルスペースでの見せ方
前の項目に関連して、「ご自由にお取りください」と扱いをしたペーパーに名刺にと反応がいまいちだったところから、興味・関心をそもそもどう持ってもらうのかが課題だと思いました。
イベント前に色々ツイートしていましたが、今回使った張り紙です。当日はこれをPOPのように使い、下のものはフリーのチラシとしても用いました。その結果、頒布物の内容や見所が速く伝わって見本誌を読んで下さったり買って頂きました。 pic.twitter.com/TdbYcyIA98
— 名無しの東北県人@ヴァルキリーズ通販中 (@913555) 2014, 5月 6
チラシはこちらを裏面にしていました。 pic.twitter.com/cNgdG72qsb
— 名無しの東北県人@ヴァルキリーズ通販中 (@913555) 2014, 5月 6
感心して思わずRT。文章系同人誌だと「読みどころ」「傾向」のアピールって大事なんですが、やってみるとなかなか難しい。上手な実践例に目からウロコが落ちる思い。
— teke (@KZA2_teke) 2014, 5月 6
先に挙げたように伸びが(自分の印象として)いまいち、しかし読み物の傾向である小説ジャンルでの工夫をTL上で見まして、伸ばせる要因あったよなぁ…とつくづく思うばかりです。
目次
[1]自分の居るジャンルの「交通量」を知る
[2]「人が本当に少ないのか」把握する
[3]「訪問されて読まれない理由」を把握する
[4]「読まれて買われない理由」を把握する
[5]総集編部数決定のプロセスとその結果
[終わりに]一番大切なのは試行錯誤・「考えて」「次に生かすこと」
今回サークル参加に当たっては、1時間単位で来てくださった~見本を読む~頒布物の購入と何名いらっしゃったのかを記録してみました。
引用で挙げました久我さんの分析行動よろしく、ジャンルそしてテーマについて、現状のコミティアですとどういう反応、立ち位置、興味の掴み具合があるか、把握が必要であるとは事前に思っていたからです。
母数は小さいですが、取れたデータから課題は若干見えたところもあります。
4:「読んで欲しい」=「卑屈にならない」
自分にとってはなかなか頭の痛い話ではあります。が、日常においても漂う卑屈さの打破は必要ですね・・
思い出す参加、誌面作成のきっかけ
今回、取り組んだ・飛び込んだ即売会の世界というのは全く違うところで、今まで自分の居たクラスタとは目立った接点はなく、失敗しても受ける恥は大きくないだろう、その点もサークル参加した理由の一つです。ただ、頒布物の売れ方どうこうというよりも、さまざまな接点が少ない。それを思い知る結果に。
そして慢性的に日々の行動の中で抱えている、物事上手く行かない感、失敗を恐れてしまって判断が止まっちゃう・立ちすくんでしまう症状を、引きずらないよう気を付けないといけないですね。
何だかんだでものづくりに没頭できる、ものを動かす・形にする感覚と、ここ最近希薄であったものづくりへの燃え上がる感じを得れたのは大きかったです。終盤のスケジュールの無茶苦茶ぶりはありましたが… そういう機会・場を求めてサークル活動へ。そんなことを思い出したりもします。
(つづくかも)